(お稽古内容)
1月27日にお稽古に行きました。
先週のお稽古で帰りが22:30を過ぎたことを受けて、社中で話し合いをして、21:00を過ぎたら片づけをしようということにしました。
今まで、1人2点前をやっていたわけですが、兄弟弟子もレベルアップし、道具を拝見に出し始めたり、師匠も細かいところを指摘し始めたりで時間がかかるようになっていました。
炉になってからは、毎回炭を使うので、炭を直したり、炭を継いだり等の時間がかかったりします。
また、私自身が濃茶・薄茶だけでなく、炭・茶箱にも手を出すので、自分自身の熟練度が下がり、点前のスピードが落ちたり、師匠の指導が多かったりということで、知らず知らずに稽古の終わり時間が遅くなっていたという訳です。
今後は、21:00を目安に点前を終了するということなので、毎回2点前はできず、1点前となった人は、次回が2点前というように、融通をつけて終わる時間が遅くなり過ぎない様に気をつけていくことが大事です。
そんなことで、今回、私が1点前の番になりました。
大寒を過ぎて、寒さの極みにあるので、歳時記を少し見ていると、滝の水が凍ることを「氷爆」というそうです。
そのようなときの稽古だったので、タイトルを「氷爆の頃」としました。
高知では、県境の山深い場所まで行かないと、氷爆は見えないでしょうが、心の中でそういう景色を意識するだけでも、心が豊かになるような気がします。
何の点前をするか、迷いましたが、雪点前が今の季節にぴったりということを思ったので、今回は雪点前の稽古を付けていただきました。
結果、稽古は21:00に終わり、稽古場を出たのは21:15ぐらいでした。
この日は稽古場の道具の整頓も出来て、点前は1回でしたが充実した日になりました。月に1度はこういう整頓の日があってもいいなと思います。
次回の稽古は2月になり、暦のうえでは、春になりますね。
花はやはり、梅が楽しみなころです。
これから、お床の花が華やかになり、自然の息吹を感じる頃になります。
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(お床とお花)
掛物:一行「室内一盞燈」前大徳 悦道和尚
花:土佐有楽,蝋梅
花入:丹波 四方
お床は高橋悦道和尚の筆で「室内一盞燈」です。
夜噺の茶事をすればぴったりなわけですが、この季節にしっとりと心に合う掛軸だと思います。
花は、土佐有楽の椿に、蝋梅です。
先生が活けてくれていました。私の好みは、もっと花が少ない方がいいかなとも思いますが、ピンクの椿にはこれぐらいが合うのかも知れません。
花入は、丹波の四方の花入。正面に垂れた白い釉がきれいです。
お床の花も十二月は侘びたものでしたが、1月になると、だいぶ華やいできました。
写メを撮り忘れましたが、この日の主菓子は、菊水堂の製で「福寿草」でした。
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(茶箱 雪点前)
2回目の雪点前。
一番心配していた仕覆の扱いは意外とすんなり行ってます。
分からなくなるのは、道具を出したり、片付けたりするときの順番
茶筅と茶巾筒でつまづく気がします。
頭の整理のためにおさらい
〇道具を清めるとき
・茶筅を出して、茶碗にお湯を入れて、茶筅をほぐす
・茶筅をほぐしている間に、茶巾を出して、畳んで、蓋の上に置く
〇道具をしまうとき
・茶筅とおしをして、茶筅筒にしまう
・茶巾で茶碗を清め、茶碗を掛合に置く
・茶巾筒をとり、茶巾を茶巾筒にしまう
文字にすれば、何てことはなく、頭で考えると、対したことはないのに、
手が動きません。
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○道具組みのイメージ
今日は自分の茶碗を持って行ってました。
この茶碗は、愛媛の砥部焼で白水窯の二代 白水さんの茶碗で刷毛目です。
薄紫の地色に白の刷毛目です。
季節的に合わしたというより、少し気分を変えたかったというところです。
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<茶箱道具組>
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