今日は令和3年の高知青年部の初役員会でした。
会が始まるのは13:00からですが、今回はお床に掛け軸を掛け、お花を活けるということだったので、10:00頃から花を探しに行っていました。
花は、椿と土佐水木の芽の枝物を想定して、椿を採りに五台山に行ったところ、梅が少しほころんでいました。
雨が降っていたせいか、梅の花が凛としているように感じたので、枝は梅にしました。
そして土佐有楽という種類の椿があったので、それを採ってきました。
梅はまだ早いという意見もありそうなので、念のため、土佐水木の芽の枝も調達。
五台山の梅は↓、少し膨らんだ蕾が少しづつ咲いてきています。
さて、役員会の会場の床はこちら
高桐院の住職の松長剛山和尚の筆で「白珪尚可磨」です。
今年はコロナと向き合い、行事を進める、いわば挑戦の年になります。
ベテランの役員と新しい役員さんの双方の力を合わせて、精進していく。
そんな気持ちで掛けてみました。
最初は白梅のみにしてましたが、紅梅も入れて良くなったと思っています。
花入は、草花紋の染付の大徳利です。
ぱっとみは高知の尾戸のように見えますが、尾戸ではありません。
宴席で一升のお酒を入れて、熱燗するのに使っていた大徳利です。
素朴さ、おおらかさが高知の気風にあってます。
御菓子は菊水堂の製で「結実(けつじつ)」
今年の勅題の「実」を引用した御菓子です。
コロナ・コロナで明るい話が少ないときに、希望を持って前に進み、
皆で1つの実を結ぶ そういう年になればいいですね。
そしてお茶碗は、地元の作家さんの久川 創さんの作で、「陽春」
いわゆる琵琶色ですが、粘土そのものの色ということで、無釉とのこと。
作ったイメージを聞くと、あったかい春の日ということです。
作家さんの優しさ、暖かさが茶碗に現れている気がします。
役員会も無事に済み、いよいよ行事を進めて行かなければいけません。
大きなことは無理でも、できることを一歩ずつ、頑張ろう。
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