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2021年3月17日水曜日

令和3年3月10日のお稽古記録【東日本大震災追悼の趣向で釣釜初炭点前・濃茶平点前・台目薄茶点前】

  (お稽古内容) 

 3月10日にお稽古に行きました。

 この日も、休日出勤の代休をとり、14:30~21:30近くまでみっちりと稽古してまいりました。

 前回は水屋仕事が多かったですが、今回はゆっくりと色々な話をしつつ、稽古ができたので、疲れましたが、筋肉痛にはならない程度で終わりました。

 稽古は、台目薄茶点前、釣釜の初炭、濃茶平点前と3点前しました。

 この日は、翌日が東日本大震災の発生した日なので、追悼の気持ちを込めて、道具組をしました。

 私は、震災発生2年後に宮城県気仙沼市に、漁港の災害復旧工事の応援のために、3ヶ月という短期間でしたが、派遣されていました。

 そこで3ヶ月過ごしたことは、テレビで見る被災地と実際は大きく違い、現地の人が語る言葉の重さを感じました。

 その様な経験があり、2月に再び震度6の地震があったこと。

 震災から10年が過ぎ、裏千家淡交会青年部 東北ブロック主催でオンライン追悼茶会が3月11日にあることから、東日本大震災を振り返ることにしました。


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(お床とお花)

 


 

 掛物は瑞峰院の前田昌道和尚の筆で「春風吹又生」、土佐有楽と菜の花を内原野 鶴首徳利に生けました。

 東日本大震災で復興はある程度進みましたが、失われたものが戻ることもなく、哀しい体験が心から消えることもありません。

 現地の人を見て思ったことは、辛かろうが、生きている、前に進むしかないということを感じました。

 色々な気持ちが心のなかで交差しますが、上手く言い表すことができません。

 東北の人の歩む姿に「春風吹又生」の言葉が、合うような気がしました。


 

 この日のお菓子は、菊水堂の製で「土佐の春」でした。

 悲しいことが起きた日ですが、進まねばなりません。

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(釣釜 初炭)

 前回に続き2度目の釣釜の初炭。

 前回よりは引っ掛かるポイントが減りました。

 けど、来年やれば、きっと元通りです。

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〇大さげ・小さげのタイミング

 ・香合を出した後に、鎖を5目下げる(大さげ)。

 ・釜を左膝まで寄せて、釜を鎖の鉤に掛ける

 ・紙釜敷の塵打ち、懐中

 ・鎖を3目下げる(小さげ)

※今回の失敗は大さげをせずに、釜を左膝まで引き寄せて、大さげしてしまい。

 大さげ・小さげのタイミングが分からなくなりました

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 今年はもう1回、釣釜の初炭ができるかどうかですね。

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(濃茶 平点前)

 ちょっとしたところのミスはあったかも知れませんが、私自身があれ??と気になるところはなく、点前ができたような・・・。

 疲れていて忘れたのか??


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○道具組みのイメージ

 気仙沼で被災を受けた地域の陶器店で松楽の黒茶碗があり、復興支援にいった思い出として、少しでも復興のお手伝いが出来ればと思い、買ってきた茶碗が↓の茶碗です。

 お店に入ると、掃除をしてきれいな状態でしたが、建物は被災を受けた跡があり、壁紙にも津波により浸水を受けた跡がありました。

 その店で割れることなく、残った茶碗です。

 茶碗の正面には、赤い垂れ幕があり、復興の情熱ようにも当時感じたことを覚えています。

 この茶碗で濃茶を練り、社中内で東日本大震災の話をあれやこれやしました。

 私達にできること、忘れない・・・。

 このことが大事と思っています。


 

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<濃茶平点前道具組>

釜 :雲竜釜
水指:瀬戸一重口
茶入:茄子
仕覆:金襴
茶杓:「祈り」
茶碗:黒茶碗
蓋置:竹

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2021年2月11日木曜日

令和3年2月10日のお稽古記録【なごり雪の趣向で大炉薄茶平点前・絞り茶巾】

   (お稽古内容) 

 2月10日にお稽古に行きました。

 立春も過ぎいよいよ春になってきます。

 世間の暦では、まだまだ寒い頃ということですが、今年の高知は3月の様な陽気です。

 年末から準備をしていた大炉に、雪輪瓦も入り、まだ足りない感じはありますが、灰も足したことなので、この日が今期初の大炉のお稽古です。

 だいぶ昔に1度くらいやったことがあるような・・・・気がするというだけで、何も覚えていません。 

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(お床とお花)

 

 

 


 掛物:一行「室内一盞燈」前大徳 悦道和尚

 花:土佐有楽,白梅,紅梅(桃色なので紅梅かどうかは・・・)

 花入:備前 窯変三方 【中居 靖 造】

 お床は高橋悦道和尚の筆で「室内一盞燈」です。

 掛軸の解釈は様々なので、理屈っぽいことは避けて、「暗がりのなかで希望の光が見える」という風に私は感じています。

 花は、土佐有楽の椿と紅白の梅です。

 師匠が長いこと、丹波 四方の花入に花を生けていましたが、正直 見飽きていたので、自分で花を準備して、備前の花入に活けました。

 白い梅を花入より左側に少し傾けて生けようとしましたが、これがいいと師匠に言われました。そうかな?とは思いつつも、今回は師匠の意見を尊重しました。 

 

 この日の主菓子は、菊水堂の「下萌え」です。

 うぐいす餡で、豆の食感もあり、本当に美味しかったです。

 さて、コロナ対策として、主菓子のフィルムと銀紙をはずさず、最近は菓子器に盛っていましたが、稽古なので客をする人が、自分でお菓子をとり、懐紙に載せて自分で運びだそうということに、師匠と話をして決まりました。

 コロナ対策としても良いことですし、銀紙とフィルムを外さないのは、見た目にも何か良くないということで、方法を今後は変更です。

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 (大炉 薄茶平点前)

 来週にでもやろうかと思っていただけに、予習することなく、大炉の点前になりました。

 どこがどうおかしかったというより、足と手がなかなか動きません。

 けど、感覚的に普段と反対にするということだけを考えてすると、少しは分かる気もしました。

 薄茶の平点前で兄弟弟子達が、苦労している気持ちが少し分かった気がしました。

 ちょっと出来るようになったからと言って、俺には関係ない~と言う気持ちを戒めるのにちょうどいい稽古です。

 ただ、副作用がありました。

 兄弟弟子が、薄茶の平点前をしているのを見ると、鏡に映った姿を目で追うような感じがあり、少し酔うような気分の悪さがありました。

 そそくさと水屋にさがり、片付けに専念しました。

 師匠が言うには、最初に逆勝手をした後は「そうなる」とのこと。

 「2回目からは平気になる、なる」ということでした。

 今後は、2月には自らを戒めるためにも、大炉の点前をするようにします。

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(絞り茶巾)

 今まで、師匠にやってみなさいと言われ数度はやった記憶はありますが、自分の意思でやったのは恐らくこれが2度目ぐらい。

 予習をして来ただけに、そこそこに出来ました。

 筒茶碗で点てると、点前をする方も、心が暖まるような気がしたので、今シーズンにもう一回やりたいなと思いました。

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○道具組みのイメージ

 絞り茶巾は、予めどの道具で稽古をするかイメージして行きました。

 筒茶碗は卯の花垣の写しだったので、水指はしっとりと瀬戸の一重口にして、薄茶器は根来塗の中棗。茶杓の銘は「なごり雪」にしました。

 高知では雪が降らないので「なごり雪」というの変ですが、極寒の頃で、春が近づいているイメージから、この銘にしました。

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<絞り茶巾 道具組>

水 指:瀬戸 一重口
薄茶器:根来塗 中棗
茶 杓:「なごり雪」
茶 碗:卯の花垣写

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2020年12月14日月曜日

令和2年12月9日のお稽古記録【雪見の趣向で台目初炭点前・薄茶平点前】

 (お稽古内容) 

 12月9日にお稽古に行きました。

 高知県ではコロナ感染者が12月に入り急増しており、コロナ対応が警戒レベルから特別警戒に引き上げられました。

 12月20日に社中の忘年茶会をするべく、準備を進めていましたが、事態急変により今回は見送ることになり、社中の兄弟弟子も職場の指導により、稽古に来れないとのこと。

 さらには、翌日・翌々日に計画・準備していた研修がこの日に、急遽中止することになり、精神的にも、体力的にも疲れていた状況でした。

 6月より稽古が再開して以降は、「茶道の稽古が楽しくてたまらない」という状態でしたが、良くない方向に向かい始めています。

 そんな状況で心身ともに疲れており、稽古に身が入らない日になりました。

 初炭点前と茶箱の雪点前をする予定でしたが、初炭で力尽き、茶箱は諦めました。

 濃茶をしようか?と考えましたが、しんどいな・・と思い、薄茶をすることに決めて、何をしようか??

 流し点?棚点前?とあれこれ考えましたが、8月から稽古を始めた兄弟弟子の点前で細かいところが気になったいたので、解説を兼ねて薄茶平点前をしました。

 自分が何かに挑戦する気分になれなかったので、何か意味のある稽古したいと思ったところです。


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(お床とお花)

 

  掛物:渓辺掃葉夕陽僧 黄梅院太玄筆

 

   花:曙・野菊・土佐水木

   花入:丹波 四方花入

 掛け物は渓辺掃葉夕陽僧 黄梅院の小林太玄和尚の筆、花は曙椿・野菊・土佐水木、花入は丹波の四方花入です。

 8月より毎回、花を持って来るのを欠かさない状況でしたが、花を取りにいくことができませんでした。

 思えば、8月以降は14週、花を欠かさずに持って来ていた、自分自身を誉めてあげてもいいのかな?とブログを書きつつ、驚いてもいます。

 土佐水木の葉も、11月は黄緑でしたが、今では黄色から茶色に変わり、季節の移り変わりを痛感します。

 土佐水木は、3枚の葉がありましたが、活ける途中で1枚、落ちてしまいました。そこへ兄弟弟子が野菊を持ってきてくれたので、1枚葉が落ちたあたりに野菊を挿し、何とか花を活けることができました。


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 (初炭点前)

 最近、使うようになった台目の茶室で、初炭点前をしました。

 やっぱり引っ掛かったのが、湿し灰を逆手で撒くところでした。

 しかも、台目は五徳のすえ方が違っているため、湿し灰を撒く手順も変わり、左点前を撒き、右手前、左向こう、右向う、胴炭に変わります。

 一度、台目の点前教則を買って、しっかりと流れを覚える必要がありそうです。

 本で覚えたところと、先生が言われたところが違っていたので、非常に疲れました。

 後で復習したときに師匠の言っていたことが、やっとわかりました。


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(薄茶平点前)

 道具の取合せを考える余裕もなく、少し力を抜き、丁寧に点前をすることに力点を置きました。

 兄弟弟子が点前をしていたときに、言えばいいのかな?とも思いましたが、先生が指導しているので、兄弟の私が言うのも筋違い。

 指摘するより、私が点前をするなかで、ここはこういう風にしては?という言い方が良いのかな?と思い、気が付いた点を解説しました。

 参考になるところがあればいいのですがね。

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○道具組みのイメージ

 この日は元々、茶箱の雪点前をするつもりでいて、その道具組みのイメージで稽古に来ていました。

 薄茶器は、兄弟弟子が使ったものをそのまま使用

 茶杓の銘は、考えていた「初雪」

 茶碗は「波兎」の絵付けに雪はなかったのですが、雪がいかにも降りそうな情景がふっと頭に浮かんだので、その茶碗を使うことにしました。

 改めて、見ると違うのかも知れません(笑)

 この日の稽古を振り返ると疲れていたなと思います。

 次の稽古はリベンジしなければ。

<薄茶平点前の道具組>

水 指:瀬戸
薄茶器:菊蒔絵
茶 杓:「初雪」

主茶碗:色絵波兎絵

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2020年11月17日火曜日

令和2年11月11日のお稽古記録【紅葉狩の趣向で初炭・台目薄茶平点前】

 (お稽古内容) 

 11月11日にお稽古に行きました。

 開炉も済み、いよいよ炉の季節に突入

 11月は紅葉の季節、しかも紅葉の盛りは10日程度ではないでしょうか?

 ひとときの紅葉を、お床の花に混ぜて楽しむ時期はわずかです。

 来週は宗旦忌、12月になれば椿の花があちらこちらで咲き始める頃なので、今週は、紅葉狩の趣向でお稽古を楽しんで来ました。


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(お床とお花)


 


 

 掛け物は白圭尚可磨 雪尾要道和尚の筆、花は磯菊・寒白菊・灯台躑躅で、花入は茄子釉で箆目の花入。

 兄弟弟子が花入を持ってくるということでしたので、花を採って来たのは、私ですが、活けるのは兄弟弟子が活けてくれました。

 普段の草花と違い枝物は、位置を固めるのが難しいといわれていました。

 私も活けたいと思っていましたが、今回は遠慮しました。

 開炉は済ませたのですが、折角だから茶壷も飾ろうという話になり、香合の変わりに茶壷を飾りました。

 茶壷荘はチャレンジはまだですね。来年できれば、やろうか?というぐらいで、まずは小習を順番に進めることを優先します。


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(初炭点前)

 まずは初炭点前から稽古をしました。

 炭斗に炉の炭を組むのに、手間取った感はありました。

 風炉から炉に変わり、羽箒の扱い、湿し灰の撒き方と風炉との違いに苦戦しましたが、感触としてはまぁまぁ出来ました。

 風炉の炭点前の稽古の成果もあり、道具の展開等はスムーズにできました。

 先生からいつも言われるのが、「点前も大事だけど、火がちゃんと付くか」ということです。

 今はしっかり方を覚えることが大事と思って火を付けない状態でけいこしていますが、ある程度できるようになれば、本番が必要だと感じています。

  

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(薄茶平点前)

 台目の茶室で炭点前を稽古し、広間で薄茶の流し点をしようと思い稽古に行ったところが、形を覚えるまでは、広間で基本を覚えなさいということでした。

 結局、広間で炭点前をして、「台目で流し点はおかしい」ということになり、薄茶の平点前を台目ですることに。

 台目の構造だと、炉正面に座っても、客と向き合わず、壁と向き合うことになるので、そんなバカな点前はしないということだと思います。

 炉に変わり、2回目の薄茶点前でしたので、可もなく、不可もなく普通に終わりました。

○道具組みのイメージ

 今回の取り合わせは、「紅葉狩」です。

 花は灯台躑躅を引き立てることをイメージして、菊を合わせました。

 点前は流し点をすることを考えていたので、客付に水指を置くことを考えていたので、祥瑞の小振りな水指をチョイスしていました。


 薄茶器は、シンプルに桑大棗を選んでいました。

 しかし、台目の平点前にチェンジになり、水指を変えた方が良かったのですが、道具を選びなおす余裕がなくそのまま。

 台目の飾り棚が木地なのに、そこに桑大棗を飾ることに・・・・。


 「木地の棚に、木地の棗をかざることがあるかね?」と先生に笑われ、悔しくて「広間でする予定でした」と言うと「そういうときはさっと道具を選びなおしなさい」と言われ、悔しいとは思いつつも、心に余裕を持ってさっさと選べるようになったらいいなと痛感しました。

 やはり、この辺りがキャリアでしょう。

 今はキャリアを積むときだから、頑張らなくては・・・。


 萩の茶碗を選ぶ予定が、兄弟弟子がさきほど使ったばかりなので、萩はやめて、阿漕焼の竹之絵の茶碗に選びなおしました。

 茶碗だけは、状況の変化に応じて、チェンジすることができました。

 最後に茶杓は、前大徳の福本積應和尚の作で、竹は染竹の「紅葉衣」を出しました。

 広間でするつもりが台目に変わり、流し点が平点前に変わり、状況が変化したけど、道具を変えることが出来ず、精彩を欠いた道具組になりました(笑)

 これも経験の1つなんでしょうね。


 お菓子は、菊水堂の織部饅頭で、菓子器は貝型とじ目鉢でしたが、写真は撮り抜かりました。

 菓子器の色は銀杏をイメージさせる黄色で、彩りに花を咲かせてくれました。

 道具組みは難しいなと痛感した1日でした。


 

    貝型とじ目鉢 錦羊窯 山本 洋輔 作


<薄茶棚点前の道具組>

水 指:祥瑞
薄茶器:桑大棗
茶 杓:「紅葉衣」 前大徳積應
主茶碗:阿漕焼 竹之絵
菓 子:織部饅頭 菊水堂製
菓子器:貝型とじ目鉢 洋輔作

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<二畳台目の茶室>

 

 
  花:石蕗 花入:丹波四方掛花入


 二畳台目の花は私が石蕗を活けました。

 石蕗の葉を自然な形で活けるのが難しいなと思いました。

 思い通りにいかないのが、茶道も茶花も共に言えること。

 だからこそ稽古が必要なのでしょうね。


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2020年9月5日土曜日

令和2年9月2日のお稽古記録【風鎮めの趣向で卯の花点前・薄茶平点前】

  9月2日お稽古に行って参りました。

 前回の稽古が8月19日でしたので、2週間ぶりの稽古です。

 2週間空くと、やっぱりしんどい面もあります。

 この日は、台風9号の影響もあり雨が強く、台風上陸のシーズンがやってきたと実感しました。

 さて、風鎮めということですが、イメージとしては、立春から数えて二百十日が毎年9月1日・2日頃になります。

 この時期がせっかく実りつつある稲が台風により倒れることがあるため、風を鎮めて、豊作祈願をする風習があります。

 富山のおわら風の盆(https://www.yatsuo.net/kazenobon/)が代表的なお祭りですね。

 雨でなければ、そういう気分にみったりでしたが、あいにくの雨。

 ただ、昔からいう二百十日はあたっているな~と実感できました。

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(お稽古内容)

 さて本題のお稽古に、濃茶茶筅荘と卯の花をやるという思いで、稽古に行きましたが、力尽きて、茶筅荘は止めて、薄茶平点前にしました。

 薄茶平点前は、稽古中の会話が弾んで、結局3碗点てることになり、濃茶の方が楽だったのかとも後で思いましたが、後悔は後でするもの、先には見えぬものですね。

 なぜ力尽きたのか、原因は花・花入です。


  
  画賛色紙 興臨院 山口萬拙 筆

   「月白風清」 

 花:木槿,花入:砂張 釣船


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(釣船に苦戦)

この日の花入は、砂張の釣船です。ちなみに砂張ってなんだ??と思って調べると、銅が9,錫が1の合金をいうそうです。錫を混ぜるので、伸びがいいのかなと思ったり・・。

 その辺は、おぼろげ知識で当てにはならないので、後日調べようかと。

 ちなみに、唐金は青銅のことです。なので、砂張と唐金は金属そのものが違うということでした。

 話を元に戻して、先生がお気に入りの砂張の釣船です。釣船はサイズがもっと大きいそうですが、これは小ぶりの釣船で、小さいところが良いのだと先生が自慢していました。

 この釣船に朝顔を活けたらなんと侘びた風情になることやら・・・・

 この釣船、お花を活けるのが難しかったです。剣山で枝を固定するわけですが、なかなか固定できませんでした。先生が枝に鋏で割れ目を入れたら固定できると教えてくれましたが、それでもなかなか、うまく行かず。

 高さも釣鎖で調整するわけですが、どの高さが良いのか悩み、なかなか決まらず

 さらに、釣船が緩やかに回転して、正面が決まらないという事態が・・・。

 床と掛物と花入のバランスによると思いますが、柱の1/2の高さより花入が上に釣るのがスタンダードかと思います。

 先生が釣船を先に掛けようといい、色紙掛が後になったので、色紙掛けに自在をつけるのを忘れており、稽古後に自在をつけて高さ調整をするという失敗もありました。よっぽど気に入っているのだなと思いました。

 釣船であれやこれやと手間取り、時間が過ぎて、急いで準備することになったので、濃茶茶筅荘を断念し、薄茶平点前になったわけです。

 今お稽古は、私を含めてレギュラーが4人体制です。


 7月以降は私がお花を持ってきて活けておりますが、当番で活けてみたらどうかと思案中です。お花ばかりに時間をかけていたら、稽古時間が取れないことが判明

 弟子が活ける流れが出来たので、お花の稽古も社中で側方展開してみようかと思います。


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(茶箱 卯の花点前)

 茶箱 卯の花点前は今年2回目、何となく流れが飲み込めて来ました。

 振出だして総礼を忘れたと後で反省。

 後3回ぐらいやったら、次の和敬点に進めようかと思います。

 師匠が茶箱があまり好きでなく、「やるが??」という雰囲気を前面に出していました。

 先生には申し訳ないけど、修練メニューだから観念して下さい(笑)。

(茶箱 卯の花点前 取合せイメージ)

 尾戸の秋草の茶碗、何とも言えない風情のある茶碗です。呉須で秋草が描かれ、ピンク・黄色で花が描かれとても秋を感じる茶碗です。いずれは尾戸の秋草の茶碗が欲しいと思います。
 茶杓は「秋の声」、薄茶の茶杓の銘はひらがなを混ぜた柔らかい銘で、季節感を感じるものがいいのかな?濃茶なら漢字で硬い銘がいいのではと思います。
 御茶は小山園の「金輪」、雨なので月見とは行きませんが、ちょうど満月のときだったので、お月様をイメージできる銘をチョイス

 お月見の晩に野点を楽しむというのが、イメージでしたが、実際は大雨でした(笑)

卯の花の道具組みは以下のとおり

茶 箱:女 桑
 盆 :山道盆
薄茶器:根来塗
茶 杓:「秋の声」
茶 碗:秋草 尾戸焼
振 出:黄瀬戸
建 水:絵唐津
菓 子:金平糖
御 茶:小山園詰 「金輪」

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(薄茶平点前)
 
 2つ目の稽古は、薄茶平点前です。

 茶箱を準備して、茶箱を片付けて、他の人の片付けもしたり、何やらかにやらと・・
 疲れたので、モチベーションが下方修正,道具組みも濃茶茶筅荘をそのままで流用

 本来なら、風鎮めの趣向はこの茶筅荘で現すつもりでした。
 次回以降から、メインの点前を先にするようにしなきゃと教訓です。
 
 せめて、平棗の扱いを復習したところが、最大限の努力でした。 

(薄茶平点前 取合せイメージ)
 
 つぼつぼ蒔絵は、千家茶道をしている方に馴染みのある構図ですね。
 いわゆる千家の替紋で、流派によってつぼつぼの配置が違うそうです。

 風鎮めということで、豊作祈願をイメージしました。
 つぼつぼとは、小さい土壷で、これをそのまま田に投げ入れたり、するということです。
 茶杓の銘は「豊年」にしました。
(※本当は濃茶で言うつもりでしたが、思考力低下でそのまま流用)
 茶杓と薄茶器がメインなので、あとはあまり主張の無く、季節に合いそうな道具を選らんでいます。

 ※つぼつぼについては、↓のブログに詳しく書かれています

薄茶平点前の道具組みは以下のとおり

薄茶器:つぼつぼ蒔絵 平棗
茶 杓:「豊年」
水 指:斑唐津
主茶碗:掛分 楽茶碗
替茶碗:御本 月に芒
建 水:絵唐津
菓 子:菊水堂製 「葛餅」
御 茶:小山園詰 「金輪」


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 実際に稽古に行って疲れ果てましたが、思ったことも多く、稽古記録を作るのも大変でした。
 
 次回は、9月9日で重陽の節句です。メインの点前を逃すことなくやれるようにしなくては・・・(笑)