(お稽古内容)
12月9日にお稽古に行きました。
高知県ではコロナ感染者が12月に入り急増しており、コロナ対応が警戒レベルから特別警戒に引き上げられました。
12月20日に社中の忘年茶会をするべく、準備を進めていましたが、事態急変により今回は見送ることになり、社中の兄弟弟子も職場の指導により、稽古に来れないとのこと。
さらには、翌日・翌々日に計画・準備していた研修がこの日に、急遽中止することになり、精神的にも、体力的にも疲れていた状況でした。
6月より稽古が再開して以降は、「茶道の稽古が楽しくてたまらない」という状態でしたが、良くない方向に向かい始めています。
そんな状況で心身ともに疲れており、稽古に身が入らない日になりました。
初炭点前と茶箱の雪点前をする予定でしたが、初炭で力尽き、茶箱は諦めました。
濃茶をしようか?と考えましたが、しんどいな・・と思い、薄茶をすることに決めて、何をしようか??
流し点?棚点前?とあれこれ考えましたが、8月から稽古を始めた兄弟弟子の点前で細かいところが気になったいたので、解説を兼ねて薄茶平点前をしました。
自分が何かに挑戦する気分になれなかったので、何か意味のある稽古したいと思ったところです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(お床とお花)
掛物:渓辺掃葉夕陽僧 黄梅院太玄筆
花:曙・野菊・土佐水木
花入:丹波 四方花入
掛け物は渓辺掃葉夕陽僧 黄梅院の小林太玄和尚の筆、花は曙椿・野菊・土佐水木、花入は丹波の四方花入です。
8月より毎回、花を持って来るのを欠かさない状況でしたが、花を取りにいくことができませんでした。
思えば、8月以降は14週、花を欠かさずに持って来ていた、自分自身を誉めてあげてもいいのかな?とブログを書きつつ、驚いてもいます。
土佐水木の葉も、11月は黄緑でしたが、今では黄色から茶色に変わり、季節の移り変わりを痛感します。
土佐水木は、3枚の葉がありましたが、活ける途中で1枚、落ちてしまいました。そこへ兄弟弟子が野菊を持ってきてくれたので、1枚葉が落ちたあたりに野菊を挿し、何とか花を活けることができました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(初炭点前)
最近、使うようになった台目の茶室で、初炭点前をしました。
やっぱり引っ掛かったのが、湿し灰を逆手で撒くところでした。
しかも、台目は五徳のすえ方が違っているため、湿し灰を撒く手順も変わり、左点前を撒き、右手前、左向こう、右向う、胴炭に変わります。
一度、台目の点前教則を買って、しっかりと流れを覚える必要がありそうです。
本で覚えたところと、先生が言われたところが違っていたので、非常に疲れました。
後で復習したときに師匠の言っていたことが、やっとわかりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
道具の取合せを考える余裕もなく、少し力を抜き、丁寧に点前をすることに力点を置きました。
兄弟弟子が点前をしていたときに、言えばいいのかな?とも思いましたが、先生が指導しているので、兄弟の私が言うのも筋違い。
指摘するより、私が点前をするなかで、ここはこういう風にしては?という言い方が良いのかな?と思い、気が付いた点を解説しました。
参考になるところがあればいいのですがね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○道具組みのイメージ
この日は元々、茶箱の雪点前をするつもりでいて、その道具組みのイメージで稽古に来ていました。
薄茶器は、兄弟弟子が使ったものをそのまま使用
茶杓の銘は、考えていた「初雪」
茶碗は「波兎」の絵付けに雪はなかったのですが、雪がいかにも降りそうな情景がふっと頭に浮かんだので、その茶碗を使うことにしました。
改めて、見ると違うのかも知れません(笑)
この日の稽古を振り返ると疲れていたなと思います。
次の稽古はリベンジしなければ。
<薄茶平点前の道具組>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0 件のコメント:
コメントを投稿