8月9日に四万十市文化祭ふれあい茶会に行って参りました。
四万十市で茶道にご縁のある先生にご招待を受け、ひょいひょいと行って見ました。
ひまわり子供茶道教室ということで、お茶会の主人公は、子供でした。
大人が手伝いをするなかで、小学生~高校生までが、お点前・お運びをするなど、お茶を習い始めた初心を思い出すいい光景でした。
コロナ禍のなか、概ね300人ぐらいのお客様が来たようで、なかなかの盛況ぶりでした。
午後一番のお席に入れてもらう予定でしたが、午後一番に入り、「まぁおって」という先生のお心遣いに押され、三席連続でお茶を頂くことになりました。
楽しいひとときをありがとうございました。
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それでは、本席の掛物より、大徳寺黄梅院の小林太玄和尚のお筆で「清流無間断」です。お花は、
白い花が、細蟹(ササガニ)
ピンクが、秋海棠(シュウカイドウ)
ササガニというから、笹蟹だと思っていました。
ササガニを茶室の薄暗いなかでみると素敵でしょうね。
備前とか丹波の渋い花入とも合いそうです。
この暑い時期に、お花をご用意くださることが、本当におもてなしだと思います。
さてさて、道具は子供が扱う道具などで、見せるほどでもないと言われていたのと、人の道具なの写真・作は省略します。
会記を見てみると、四万十川・納涼・厄除け・息災のイメージですね。
四万十川という大自然のもとにする良いお茶会になりました。
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短冊:黄梅院 小林太玄 「清流無間断」
花 :細蟹、秋海棠
花入:白竹 歌花筒
棚 :淡々斎好御園棚
釜 :糸地紋筒釜 鐶付は竹
水指:砥部 青磁 銘は銀河
(形はほぼ筒型、胴回りに櫛目を入れて、菱形格子があり、夜空の星をイメージ)
※人々の健康などを星に願いを込めるというお気持ちで出されたそうです
薄器:千筋紋 蜻蛉蒔絵
茶杓:瑞峰院 前田昌道 「涼風」
茶碗:義山(馬盥型でガラスに濃い藍がマーブル上に混ざっており、すっきり、きれい)
薩摩風夏草,ひまわり、青楓義山
蓋置:浅黄交趾 瓢透
※瓢は厄除けなどの意味合いもあります
建水:萩
菓子:右城松風堂 「鮎最中」
莨盆:拭漆塗舟形 松木地
火入:尾戸 青海波
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