(8月1日)
コロナ禍により、茶会がいっさいなくなり、お茶と向き合うのは、茶道の稽古のみ。6月に稽古が本格再開し、6月より自分の道具を持ち込み楽しむようになり、7月よりは稽古場の道具と自分の道具を取り合わせ、趣向を考えて、茶会気分で稽古に行くようになりました。
これまでは、お茶会に向けての稽古ばかりで、許状の稽古のステップがまったく進んでいないことを実感。
許状は現在、行之行台子ですが正直に言うと、今年から炭点前を始めたばかりで、小習もやったことあるのもあるけど、全く身についていない有様。師匠も私もお茶を楽しむことに力点を置きすぎたこと、なぜかお茶会に出たり等の出番が切れ目なくあったことより、修練がおろそかになっていました。
コロナ禍のこの静かなときに、せめて小習まではひととおり身に付けて、四カ伝を稽古するようになり、許状と実力のバランスを解消したいと思っています。
けど、やはり楽しむことが第一で、修練は二番目になるでしょう。
さてはて、こんな経緯と心境変化により、毎月自分自身で稽古プログラムを考えていき、お稽古後には、結果の復習を始めていきたいと思います。
暑さがまだまだですが、旧暦ベースで8月~10月を秋の候とします。
現時点での8月のお稽古は以下のプログラム
【8月1週目分】
大徳寺 黄梅院 小林太玄 筆 「山光我心澄」
8月5日 花:芙蓉 花入:亀甲竹寸胴
1週目は、平茶碗を使って氷室の納涼の趣向で洗い茶巾の稽古予定
あわせて、お茶会で困らないように、掛軸の掛け方、片付け方を練習し、お床の花を活けて、火入の灰を学びます。
水 屋:掛軸を掛ける,花を活ける,火入の灰
炭点前:なし
濃 茶:濃茶平点前
薄 茶:洗い茶巾
※見え消しは出来なかった分,アンダーラインは変更点
(8月5日の稽古後の感想等)
8月5日に稽古に行って、時間の関係等で火入の灰ができず、替わりに濃茶の平点前をしました。
井戸形をしたガラスの茶碗を使って洗い茶巾を考えていたが、洗い茶巾はやっぱり平茶碗じゃないとおかしいので、ガラス茶碗は使わず。
氷室の趣向と考えていたが、普通の洗い茶巾になってしまいました。
ガラスの茶碗は雪解け水のときに名水点の手前で使ってみよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【8月2週目分】
2週目は、初炭点前を行い、朝茶事の趣向で続き薄茶の稽古予定
あわせて、お茶会で困らないように、掛軸の掛け方、片付け方を練習し、お床の花を活けます。
水 屋:掛軸の扱い,花を活ける,火入の灰
炭点前:風炉初炭(次週へ)
濃 茶:続き薄茶(濃茶平点前・薄茶洗い茶巾)
※アンダーラインは前回稽古を踏まえての見直し
(8月8日に稽古内容を見直し)
・先週できなかった火入の灰を追加
・風炉の初炭点前は時間の都合で出来そうにないので、次週に延期
・前回の復習も兼ねて、続き薄茶で濃茶は平点前、薄茶は洗い茶巾をやる予定
8月12日
大徳寺 黄梅院 小林太玄 筆 「山光我心澄」
花:芙蓉 花入:亀甲竹寸胴
(※写真の短冊は来週用に掛けて帰りました。
稽古のときは、先週と同じ「山光我心澄」)
(8月12日の稽古後の感想等)
水 屋:掛軸の扱い,花を活ける,火入の灰
炭点前:風炉初炭
濃 茶:続き薄茶(濃茶平点前・薄茶洗い茶巾)
※見え消しは出来なかった分
8月12日に今月2回目の稽古に行ってきたものの、火入の灰・初炭点前もできず、続き薄茶のみになりました。
しかも、先生の知り合いのとても偉い先生が遊びにきており、稽古場はザワザワとしました。途中からは和んだ雰囲気でとても楽しかったけど、最初はみんなが緊張でした。
今回、活けたのは芙蓉です。これから咲くのか?と思いきや、咲いて萎んだ状態の花を持って来たみたいで、持って行って早々にそれはいかんやか~という話になりましたが、「それら全てが経験ぞね」と言われました。
確かに、お茶会でこのような失敗は出来ないのですが、稽古のときに失敗すれば、次回は大丈夫な気がします。
お稽古では、扱いがあることを知らず、一閑人の蓋置を使い、扱いを飲み込むのに、一苦労しました。
それでも、続き薄茶を何とか無事に終えたので、良しとします。
次回の炉の続き薄茶のときまで、ちゃんと覚えているのか、自信が無いです。
ドタバタの最中、予定していた棚・水指・薄器を出せず、出ていた道具を使うことになり、少し後悔をしています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【8月3週目分】
3週目は、初炭点前を行い、夕涼の趣向で茶箱の卯の花の稽古予定
あわせて、お茶会で困らないように、掛軸の掛け方、片付け方を練習し、お床の花を活けます。
水 屋:掛軸をかける,花を活ける
炭点前:風炉初炭
薄 茶:茶箱 卯の花
※見え消しは出来なかった分
3週目のイメージがいまいち曖昧ですが、それはおいおい固めて行く様にします。
(8月15日に稽古内容を見直し)
来週は夕涼みの趣向で方針を決定。
茶箱なので、振出に入れる金平糖を買っておきたいところ
茶碗は、刷毛目があったので、刷毛目に決定
火入の灰をすることが出来たら、やってみたいが時間的に厳しいだろうな
(8月19日の稽古後の感想等)
8月19日
相国寺派 七代管長 有馬頼底 筆 「瀧直下三千丈」
花:木槿 花入:鉈籠
花をなんとか活けて、その後、初炭炭点前でした。
次の稽古は9月2日なります。
今シーズンに木槿を活けるのはこれが最後なのかな?という気がします。
初炭点前は後3回ぐらいやれば、そこそこできるのかな?というレベルです。
茶箱はなかなか、次の点前に進むまでにもう一分張り必要そうです。
8月は、洗い茶巾,続き薄茶,初炭点前,卯の花と積極的にチャレンジをした月ですね。
まだまだ課題はたくさんですが、9月も引き続き修練ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0 件のコメント:
コメントを投稿