(お稽古内容)
11月18日にお稽古に行きました。
紅葉の頃も今が盛りでこれから葉が散ってくる頃になりました。
11月19日は宗旦忌なので、少し追善の気持ちで道具の取合せをしましたが、なかなか難しいものです。
利休忌の茶会の当番を受ける先生が、利休忌は大変と言っていたことが、少し分かった気がしました。
季節を取り入れた取り合わせにウェイトを置くと忌のイメージから遠ざかり、忌のイメージにウェイトを置くと、寂しくなる。
そのバランスでしょうね。うまく言えませんが、利休忌の頃のお稽古のときにリベンジを果たそうと思います。
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(お床とお花)
掛物:渓辺掃葉夕陽僧 黄梅院太玄筆花:西王母・灯台躑躅
掛け物は渓辺掃葉夕陽僧 黄梅院の小林太玄和尚の筆、花は西王母・灯台躑躅で、花入は竹の一重切。
今回は西王母を先生が持ってきて、前回の灯台躑躅と合わせて、活けていました。さすがは先生が活けただけあって、感じよくすっきりと活けてあります。
葉はだいたい奇数とするということですが、「1枚を除けづらいということで、偶数の4枚になっているけど、どうしようか?」と先生が悩まれていて、「奇数にこだわるとおかしい場合もあるから、今日はこれで行こう」と言われてました。
私だったらマニュアルどおりで、奇数とするところを、収まりがいいからこのままでという判断できるのは、やはり経験値だと痛感しました。
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(初炭点前)
まずは初炭点前から稽古をしました。
前回に続き、初炭にしたのは理由があって、年が開けたら後炭にもチャレンジしようということを考えており、そのためにも初炭に早く慣れたいということを意識しています。
残る12月であと2回、初炭をしてから後炭へのチャレンジを始める予定です。
苦手なところは、2つです。
・湿し灰を右手前側に蒔くときに灰匙を持ち替えて蒔くところ
・紙釜敷を懐に入れるところ
次回はこの2点を意識してやってみようと思います。
恥ずかしながら、初炭点前を始めたのが今年からです。
風炉のときに3回やった成果が、炉のときにも繋がっている気がします。
いずれにしても、月1回は炭点前をしないと、身には付かないだろうと痛感しました。これは茶箱も同じことを思っています。
炭・茶箱は今後は月1回は必ずするように、稽古を繋げていこうと思います。
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(濃茶茶碗荘)
広間の炉で炭点前をするために、先生が炉を空けてくれており、台目に炭を入れてくれていましたので、台目で茶碗荘の稽古をしようとしたところ、台目で茶碗荘はおかしいと指摘を受けました。
台目の侘びた空間では、普通の濃茶・薄茶が良いということ。
どうしても、小習を進めたいという思いがあったので、広間に釜を掛けて、茶碗荘をすることにしました。
しかし、今さら新しい炭を起こす時間の余裕がなく、台目に掛けてあった釜をそのまま動かしました。
これが大失敗のもとでした。
初めての茶碗荘で手間取ったあげく、お湯は冷めて、濃茶を練ることができない温度になったので、薄茶のやり方を途中で混ぜた結果、先生も私も、頭が混乱し、教える方も、教わる方も訳が分からなくなったまま、点前をすることに・・・・。
当然、稽古をしたという状況ではありませんでした。
次回リベンジが必要です。
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○道具組みのイメージ
私は東日本大震災の復興支援に宮城県気仙沼で3ヶ月仕事をしました。
復興支援の派遣のときに、被災地の陶器屋で黒茶碗(松楽)を見つけ、気仙沼での仕事の思い出、復興支援の一助、家で濃茶を練る練習にと思って、黒茶碗を買って、家で眠らしていました。
復興支援に行ったのは8年前の8~10月です。あれから8年経ったのですね。
宗旦忌との話のつながりは微妙ですが、時期的なこと、やはり震災を忘れてはいけないという想いから、今回は使うことにしました。
来年の3月11日近くのときにも茶碗荘をして、この茶碗を使うことで震災を忘れないようにしようと思っています。
茶入は、茶入の紐の結び方・休め方がどうしても分からず、家での稽古用に買った茶入があり、出番が無いまま家で眠っていたので、今回使うことに。
茶入・茶碗はこれから稽古のときに使っていきます。
茶碗の正面には、赤い幕釉があり、冬の寒い頃には丁度いい茶碗です。
茶杓は何も思いつかず、「初霜」としましたが、「追善」や「菩提」にすれば良かったと反省しています。次回のときは、そういう銘にしてみます。
そして、今週も慌しい稽古だったので、お菓子は撮り抜かりました(笑)
<濃茶茶碗荘の道具組>
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