(お稽古内容)
11月4日にお稽古に行きました。
ついにとうとう、待ち望んだ開炉の日です。タイミングよくこの日は亥の日でした。亥の日に炉開きが出来るなんて、茶人として幸せなことです。
この日は、濃茶棚点前と薄茶平点前の予定でしたが、何かと準備に手間取り、結局は薄茶棚点前に変更。
2箇所にお花を活けて、初めて使う花入、初めて活ける照葉に悪戦苦闘。
しかし、この悪戦苦闘がきっと活きてくるはずと信じています。
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(お床とお花)
掛け物は白圭尚可磨 雪尾要道和尚の筆、花は潮菊・杜鵑・土佐水木で、花入は備前の桟切の砧で陶古作。
炉の季節は枝物を使う場面が多いので、枝物を活ける練習が必要です。
香合は黄交趾の瓢の絵付、紙釜敷は表は金で5色の壇紙です。
今年の勅題の「望」にちなんだ紙釜敷を買ったまま使わずじまいだったので、この際に使ってみました。
香合も紙釜敷も稽古物なので、アップは恥ずかしいので、控えます。
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(薄茶棚点前)
久しぶりの炉の点前でしたが、まぁまぁ出来ました。
○道具組みのイメージ
今回の取り合わせは、ベタですが、開炉。
3部は、花入で伊部(備前)、香合で瓢(ふくべ)、菓子器で織部の3部にしました。 お菓子は、無論、玄猪餅です。
<薄茶器>
おめでたいときなので、赤を出したくて常叟好の甲赤棗を使いました。
<茶杓>
茶杓の銘は「照葉」
葉が紅葉し、散るまでの間しか、照葉を楽しむことができないので、開炉のこの時期にいいかな?と思いました。
ちょうど茶杓の景色もところどころに斑が入り、照葉のようにも見えるかな?
茶杓は、須崎市安和の竹虎さんの虎竹の茶杓です。
買ってさっそく使ってみました。
<水指>
<主茶碗>
茶碗は出雲焼楽山窯の伊羅保茶碗で長岡空和
空和さんは、十二代長岡住右衛門 空郷さんの養子
秋なの伊羅保茶碗にしました。
この茶碗は秋から冬にと大活躍中です。
社中でなかなか準備したね~という話になり、正直に9月から準備してましたからというとみんながびっくり(笑)
どこまで茶道好きなんだって言う空気になりました。
先生が、今日は釜も〇、棚も〇、水指も〇、薄器も〇、菓子器も〇で、丸い形ばっかりやね(笑)と言われました。
さすがに稽古場の道具で道具合わせ出来ないので、このようなことになっているとは思わなかったです。
色々な視点が必要なんだなと改めて、学びました。
それでも、開炉の日に、おもいっきり茶道を楽しめて良かったと思います。
<薄茶棚点前の道具組>
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