タイトルが【思考の「フロー」と「ストック」のメモ術・ノート術】ということで、おおげさですが私が「RHODIA No.11」と「MOLESKINE Cahier」を利用して、日々考えていた思考をどのようにして、蓄積していくかについてのLIFEHACKを以下のような内容で紹介したいと思います。
1.「フロー」と「ストック」について
2.フローについて
3.ストックについて
4.サーチについて
まず、この思考の「フロー」と「ストック」という概念は、小山龍介さんの「IdeaHacks(アイデアハック)!」で紹介されているLIFEHACKです。(本の内容については、下記リンクを参照下さい)
この本のなかでは「フロー」というのは短期記憶とされており、「ストック」というのは長期記憶とされています。
1.フローとストックについて
私のなかで「フロー」と「ストック」は以下のようなことに捉えています。
・フロー:「思いつき」、「アイデア」、「断片的な思考」等を記録すること
・ストック:うえのフローをある一定の思考のまとまりにし、記録すること
【フローについて】
この1つの「フロー」がある程度まとまった内容であれば、そのままストックすることが出来ます。しかし、私の「フロー」はいつも”ぼやっと”しているので、そのままでは「ストック」することが出来ません。
そこで同じ内容について「フロー」を4~5回ぐらい行うと、自分の考えていることが何となく分かって、「ストック」させることができます。
フローのパターンとしては以下のような感じです。回数等はケースバイケースですが、だいたいこのような感じです。
・最初のフローは本当に漠然としており、まったく意味を成していないような内容です。
・2回目ぐらいから、他の事柄に派生していき、内容が方向性を見失います。
・3回目ぐらいからは、前回のメモを振り返り、自分の思考のなかで、本当に必要として考えていることや、別の機会に考えるべき事などの取捨選択を行います。
・4回目ぐらいにやっとストックできる内容に方向性がまとます。
【ストックについて】
だいたいストックさせる内容が決まると、ストックさせる内容を再度検討します。頭では何をストックさせたいかが分かっていても、いざストックさせるときには何をストックしたいかが分からないときがあります。
これまでのフローを確認して、ストックさせる内容をもう一度検討します。この段階でストックした情報をどのように活用するかを検討します。どのように活用するかが明確でないと、ストックの仕方がまずいときがあります。
具体的には「タイトル」、「分類タグ」の選定であったり、文章中のキーワードの強調表示であったりします。
【フローとストックの媒体について】
情報を「フロー」・「ストック」するときの媒体はケースバイケースで使い分けています。その使い分け方は、別の機会でブログにアップしたいと思います。
その例としては以下のとおりになりますが、今回は最も頻度の高い方法である「フローをRHODIA No.11」へ行い、「ストックはMOLESKINE Cahier」へ行う方法について例を示したいと思います。
「フロー」・「ストック」の媒体例
フロー: 「Rhodia No.11」,「MindMAP」,「Blog」
ストック: 「MOLESKINE Cahier」,「MindMAP」,「Blog」
フローとストックの組み合わせは、ケースバイケースや気分で変えています。
2.フローについて
フローはだいたい「Rhodia No.11」にしています。(実際に切り取ったメモは下の画像のような感じです。)
このように思うがままに書き殴ります。適当に図を描いたりもしますが、考えがまとまっていない段階なので、らくがきのような感じになってしまいます。
このような「フロー」を数度重ねて、やっとストックできるような状態になります。
Rhodia No.11を選ぶ理由としては、以下のようなことがあると思います。
【1.メモを切り取れること】
メモを切り取れることのメリットは以下のとおりです。
・書いたメモを見ながら、新たなメモを取れること
・切り取ることで、別の場所へ保管が可能となること
・メモを捨てやすいこと
・常に先頭のページが白紙であるため、書きたいという衝動に駆られる
【2.適度なサイズであること】
No.11が適当なサイズであるといのは以下の理由からです。
・小さいので、簡単に胸ポケットに入る。
・簡単なメモを作るのに、大きすぎず小さすぎず(大きければ空白が出来て、もったいない感じがします。小さければ1つのメモを作るのに数枚必要になり、面倒くさい)
・MoleskineのPoketサイズのポケットに収まる大きさであること
・手のひらサイズであること
次はストックについて紹介したいと思います。
3.ストックについて
【フローの一時保管】
ストックをするためには、フローした情報を一時的に保管する場所が必要になります。私はMOLESKINEの裏表紙についているポケットを利用して、一時保管をしています。
RHODIA No.11を保管するサイズに、MOLESKINEのポケットサイズが丁度なサイズであるため、Moleskineのポケットサイズを使用しています。
【MOLESKINEのポケット】
MOLESKINEのCahierのポケットは上側と左側が開くようになっていますが、そのまま使用すると使い勝手が悪いので、思い切って上側と下側はカッターで切り開いて、開閉が簡単なようにしています。
また、一時保管した内容を把握するためにRHODIAをポケットに貼って、「タイトル」と「日付」を入れた目次を記入しておきます。
ストックを作ることが明確であるものは「作成中」と書いた付箋を付け、ストックをいずれしたいと思うものの漠然としすぎたものは「構想中」と書いた付箋を付けて分類を行います。(その状況が下の画像になります。)
【ストックするときに】
このような段階を経てフローの内容がまとまれば、MOLESKINEにストックしていきます。
ストックするときには、ストックする情報に後で検索を簡単に出来るように「日付」・「タイトル」を付けるようにしています。
「ストック」と「フロー」はこのような作業で行いますが、「ストック」・「フロー」で得た内容を何らかの理由で参考にしたいと考えたときに、どこに保管していたかを探すための「サーチ(検索)」が必要となってきます。
次はサーチについて紹介したいと思います。
4.サーチについて
ストックする媒体であるMOLESKINEの表紙に同じようにRHODIAを貼り、目次を作成します。そこに「日付」・「タイトル」を記入します。(目次を作成して、貼った感じは下の画像です。)
【タグについて】
現段階では実際には行っていないのですが、これにどのようなジャンルの内容であるかが分かるように分類すると、探すときに便利ではないかと思っています。
分類といっても、分類記号をページの外側の下に書くだけで良いかと思います。
今、分類記号(タグ)を付けていないのは、一定のルールをもった分類記号を作成した後に付けたいと思っているからです。
「ページの外側に“色”や”マーク“等の印を付けて分類すること」や「分類記号別に目次を作ること」を考えましたが、途中で分類を変えた場合に整理が複雑になるので止めました。