私自身が今そう思っていて、その思考の糸口となることを思いついたので少し書いてみたいと思います。
その糸口とは「人」を「木」に例えることで、見えてくるのでは無いでしょうか?
木を構成する要素には、「根」、「幹」、「枝」、「葉」があると思います。この4つの要素というのは木の成長を促していくうえで、とてもバランスが重要ですし、バランスを保って成長していくというものです。
では具体的にこの4つの要素が、「人」に置き換えたときにどのような「スキル」になるのでしょうか?
1.「スキル」・「知識」を吸収するための根となる部分
新たな「スキル」・「知識」を吸収するためには、それをより良く吸い上げるための「根」が必要となります。当然、根が無ければ栄養を得ることは出来ませんので、最も基礎的な力となります。
人に置き換えたときには、以下のような能力ではないかと思います。
「コミュニケーション力」、「読解力」、「理解力」
2.「スキル」・「知識」を身に付けるための幹となる部分
新たな「スキル」・「知識」を得て自分のものとしていくためには、それを支える基礎が無ければなりません。木で考えると「幹」となる部分です。
重要な事は「スキル・知識」を支えているのは「多くの知識等の集合体」であるということです。支える部分が薄ければ、支えれる量も少なくなるということです。
この部分が大きければ、新たな「スキル」・「知識」と遭遇したときに、自分のもの(枝や葉)にすることが容易になります。
自分の成長を発展させるために必要な能力ではないでしょうか。人に置き換えたときには、以下のような能力ではないかと思います。
「一般知識(法律・経済・政治・税・福祉等)」、「表現力(文章力、プレゼンテーション等)」、「企画力(情報力、分析力等)」、「ITリテラシー」
一般知識とは、社会人として備わっていた方が良いと思われる様々な知識です。これらの他にも色々あるかと思います。また、業種により中身も違ってくるのでは無いかと思います。
表現力には当然、コミュニケーションが含まれると思いますし、プレゼンテーションの中には「話術」的なものが含まれると思います。
情報力には収集・整理・伝達なども必要ですし、簡単にいうと「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」になると思います。
分析力には、マーケティングや統計処理、アナライズといったことも含まれると思います。
「ITリテラシー」については、最低限としては「オフィス系のアプリが利用できる」や「セキュリティに関する基礎知識」や「メールまたはインターネット」になると思います。
3.「スキル」・「知識」を専門化するための枝となる部分
幹で持っている多くの「知識・スキル」というものは、一般的なものであって基礎となる部分です。この領域を専門化していくためには「経験」・「最新情報」・「ノウハウ」・「処理速度」が必要です。
簡単にいうと「シロウト」と「プロ」の違いとは、うえのような事柄です。言い換えれば「プロ」になるためには、うえのような事柄が備わって無ければ、「プロ」では無いということです。
「枝」を「人」に置き換えるとズバリ「専門力」ということではないでしょうか。当然人によって、専門とするところは異なるので、例示は省きます。
4.「スキル」・「知識」をより深めるための葉となる部分
木は太陽の光を浴びて、光合成から得られるエネルギーを木の全体に送っています。専門化した分野で得た知識・経験は、専門力を深めるための糧に変わるときも有れば、他のスキル・知識を深めるための糧になります。
【さいごに】
「人の成長」を「木」に置き換えて考えれば、考えるほど理解出来やすいのでは無いでしょうか、例えば大きな木で有れば、「小鳥が来て新たな循環が生じる」ということも「人の成長」に置き換えることができると思います。また「木が集まれば森が出来る」ということを「組織」に置き換えることが出来ると思います。
そのような視点で物事を考えると「難しいこと」も「おぼろげに」解ってくるのではないでしょうか
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