中棗
山中塗・越前蒔絵
継ぎ七宝蒔絵
宮田宗景作
今まで家では樹脂製の棗を使っており、木製の棗が欲しいとずっと思ってました。
買うにあたって、鵬雲斎好みの「独楽棗」、「松二雲絵折撓風大棗」 もいいなと思いましたが、「松二雲・・」は使う季節が限定されるし、「独楽棗」は取り合わせる道具の格が無いと合わないと思って私の持っているお茶碗と合わせることを考えてこの棗にしました。
無季の棗である、「四季七宝」や「四君子」等の蒔絵も思いましたが、あまりに定番過ぎて気乗りがせず、七宝が主となっているこの棗が良いと思いました。
棗の蓋と胴の間で蒔絵が少し切れているのが、少し残念です。
蓋の螺鈿は小さいながら、色が良く、漆の黒と蒔絵の金と合っているので、気に入っています。
七宝とは、「金」「銀」「瑠璃(ルリ:青)」「玻璃(ハリ:水晶)」「蝦蛄(シャコ)」「珊瑚」「瑪瑙(メノウ)」の七種類の宝のことです。
四季の草花を七宝を使い表した図柄ですが、勉強不足で草花が分かるのと分からないのがあります。
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