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「ThinkPadを買うならこれ」を書くまえに第1回 ThinkPadの魅力
第2回 ThinkPadの各モデルの特徴
第3回 使用用途から見たThinkPadの比較検討
第4回 各モデルの評価
第5回 最後に・・第3回 使用用途から見たThinkPadの比較検討 現在Lenovoでは違うモデルであっても、ほとんど同じようなスペックにカスタマイズすることができます。その結果、PCを買うことを検討するときに、モデル毎の違いが分からず、何がなんだかということになります。
ノートPCを買うときに主な判断材料としては、「予算」と「性能」を天秤にかけて、可能な限りお得なものを買うと思いますが、その性能は大まかに分類すると、「スペック」・「拡張性」・「モバイル性」の3つになると思います。
デスクトップでは「拡張性」・「モバイル性」は判断材料の決め手とはなりませんが、ノートPCの基本的な特徴として「持ち運び可能である軽さ」があり、「PCの躯体が小さいことから拡張性が低い」ことがあります。
そのため「コストパフォーマンス」と「スペック」に加え、「拡張性」・「モバイル性」も重要な指標になってきます。
「各モデルの主な仕様表」を基に、これらの4つの指標を評価した
「ポジションマップ」を作成し、各モデルの特徴を把握したうえで、ThinkPADを購入するときの判断材料となる
「フロー図」を作成しました。
この「仕様表」・「ポジションマップ」・「フロー図」を参考にしていただけたら、ThinkPADを購入しようと検討されているかたに役立つのではないかと思います。
LenovoのHPで紹介されているモデルのコンセプトは以下のとおりです。(
LenovoのHP)
【各モデルの主な仕様の比較表】 各モデルの主な仕様を一覧表にしたものが、左の表となります。
(表をクリックすると表が拡大され、それなりに見えます。) 表は左から重量の軽い順に並べています。
この表は主な仕様と「モバイル性能」、「拡張性」、「スペック」、「コストパフォーマンス」という指標について、評価をしております。
【各モデルの概要】
先ほどの仕様一覧表で評価を行った4つの指標をポジションマップで表現したところ、このような図になります。
(表をクリックすると表が拡大され、それなりに見えます。) 縦軸は拡張性・モバイル性を、横軸はコストパフォーマンスを評価しております。
コストパフォーマンスに優れているのは、IdeaPAD
とSLシリーズとなり、スペックが優れているのはX・R・Tシリーズとなります。
X・Rシリーズ、IdeaPADはだれが考えても、このような位置づけになると思いますが、T・SLシリーズについては評価の理由を説明したいと思います。
【Tシリーズ】 Tシリーズの特徴は、セキュリティー機能・グラフィック機能が優れており、Rシリーズと比べたときに、同じ画面サイズであっても、重量が0.2kgほど軽量であるということです。
T500になると2.7kgあるため、持ち運びには無理があると思うのでモバイル性は評価しませんでした。しかし、T400は2.3kgとぎりぎり持ち運びが可能と思える重量となっているので、モバイル性を評価しております。
【SLシリーズ】 SLシリーズの特徴は、やはり安価であり、一定の拡張性があることだと思います。SLシリーズのうちSL400は2.5kg、SL500は2.9kgと持ち運びがきつい重量ですが、SL300は、小型であるため重量も2.1kgと軽く、モバイル性も一定評価できると思います。
【購入検討にあたってのフロー図】
これまでの仕様表とポジションマップから、だいたい各モデルの特徴を把握できたと思います。
しかし、実際購入するときにはやはり、まだまだ迷うことが多いかと思うので、左の図のようなフロー図を作成しました。
(表をクリックすると表が拡大され、それなりに見えます。) このフロー図でYes・Noを選択することで、求めている性能に最も近いものが選ばれるようになります。
このフロー図はあくまで私個人の主観が入っているので、客観的では無いかも知れません。その辺はご容赦下さい。
【次回について】 次回は「
第4回 各モデルの評価」と題して、現行のX、SL、R・T・IdeaPADシリーズについてこれまでの「仕様表」、「ポジショニングマップ」、「フロー図」の比較検討結果から各モデルを実際に使用するシチュエーションを想定し、各モデルの評価を行いたいと思います。
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