掛け物には、亭主のもてなしの心、今日の一会の趣向が込められています。
掛け物には種類があります。
一行書:縦に一行で書かれた書
横物:横に書かれた書
画賛:絵画を褒めたたえる言葉が書き添えられております。
短冊:和歌・俳句などを記した長い料紙
色紙:詩歌や小品の絵などの記された方形の料紙
このうち、一行書や横物や画賛は手頃な物でも30,000円から50,000円ぐらいしますが、短冊・色紙は手頃なもので5,000円ぐらいからあります。
短冊・色紙の場合は、色紙・短冊掛けを別に買う必要がありますが、それも4,000円程度で買うことができます。まずは手ごろな短冊・色紙を買いたいと思っています。
いま、4畳半の和室があって、ちゃんとお稽古をするときは和室でしていますが、そこに掛け物が入るとぐっと引き締まります。また、身内を呼んでお茶を立てるときに、季節や趣向に合わせた掛け物を出すことも楽しみではないかと思います。
ぱっとネットで検索をかけて、いいなぁと思った掛け物を紹介したいと思います。
一行書 「喫茶去(きっさこ)」

【茶器/茶道具・掛物】掛軸・茶掛 足立泰道直筆一行書「喫茶去」
喫茶去とは?(下のリンクのページに言葉の意味・由来が載ってました)
http://st87.com/japan/j/kissako/kissako00.htm
横物「瑞雲(ずいうん)」

【茶器/茶道具・掛物】掛軸・茶掛 足立泰道直筆横物「瑞雲」
瑞雲とは:めでたいことの起こるきざしとして現れるる雲。
画賛:利休道歌画賛「其の道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけり」

【茶器/茶道具・掛物】横物 利休道歌画賛
短冊「和敬静寂(わけいせいじゃく)」

【茶道具・短冊】【茶道具・短冊】短冊「和敬清寂」大徳寺派雲澤寺足立泰道和尚筆
和敬静寂とは(下のリンクのページに言葉の意味・由来が載ってました)
http://www.urasenke.or.jp/textb/kids/kokoro/kokoro.html
色紙「平常心是道(びょうじょうしん これどう)」

長谷川寛州 直筆茶道具 書 色紙「平常心是道」、大徳寺 三玄院長谷川寛州 直筆
言葉の意味:さまざまな事に出会って、それらとかかわりあいながら、平静な判断を失わずに生きていくのが「平常心是道」。
<色紙・短冊掛>

【茶器/茶道具・掛物】色紙掛 5,250円
この表装具なら、短冊・色紙のどちらも掛けることができるので、最初のころはこれに色紙・短冊を取り替えて楽しみたいと思っています。安さが魅力ですね。